見積りを数社に依頼した方がよい理由
外壁塗装工事は、数十万円~100万円以上もする高い金額のかかる工事です。見積もりや工事の相談なども複数社に依頼して、よく比較検討した上で契約する会社を選ぶべきでしょう。
今回は、見積もりを複数社に依頼したほうがよい理由や何社ぐらいが妥当な数なのかについて解説していきます。
相見積もりは1~3社が妥当な数字
外壁塗装では、工事の金額だけではなく、施工内容や施工実績、これまでの施工数なども考えて、総合的に塗装業者選びを行う必要があります。見積もりを依頼する適正な数には答えはありませんが、目安となる数字を挙げるとするなら、1~3社が妥当な数字です。
他の専門家に聞くと、1社だけでもいいとか、3社以上とか、その数字はさまざまです。
ご自身の判断基準もありますし、ホームページ、チラシ、ご近所の方の推薦なども参考にしながら、ピックアップする会社をある程度絞り込んでから選ぶようにしてください。
要望にできる限り応えようとする姿勢が大事
塗装業者の数が多く、いろいろあって迷います。
しかし、いくら数が多くても、安いだけ、有名なだけで業者を選定しているようでは、よい塗装業者に出会うことはないでしょう。
現地調査やヒアリングを実施した後に、提案内容や見積書を見て、ご自身の思いや伝言内容、打ち合わせで困っていると伝えた内容がきちんと反映しているかどうかを確認してください。
よい塗装業者なら、伝えていた内容が全て盛り込まれているはずです。
思っていた内容と異なる点が多い場合は、残念ながらハズレの塗装業者になってしまうのかもしれません。
お互いに意思疎通しやすい相手を選ぶべきです。施主の要望や希望がすんなりと聞いてもらえるかどうかを大切にして塗装業者選びをしてください。
無料見積もりだからこそ時間や手間を無駄にしないこと
たいていの塗装業者では、無料で見積もりを実施しています。
塗装工事費用は、値段も高く、すぐに決定できる内容ではありません。無料で見積もりを実施しているところは、施工内容にも自信を持っています。
実際には経費もかかりますし、人件費や診断書、見積書なども発行していますので、かなりの時間と手間がかかっていることを忘れないようにしましょう。
だからこそ、依頼しても大丈夫だという会社に絞って、実際に打ち合わせや現地調査を依頼するようにしてください。本気度が伝わると、相手にも施主の希望や要望がしっかりと通じるはずです。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。