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色選びのポイント

函南町 外壁塗装


外壁塗装でもカラーリングにこだわってみませんか?

ここでは、外壁塗装における「カラーリング(色)」についてのお話をします。

色選びでトラブルが起こることが多いので気を付けてください。

しかし、「とにかく塗装が上手くいけば、カラーリングなんて気にしないから安くして」という人が多いのも事実です。

毎日、帰宅する度に家のカラーリングを見ることになるわけですから、疎かにしてはいけません。

「いや、だからそれも気にしてない!」と思うかもしれませんが、カラーリングで失敗すると何年も慣れることができずに後悔する日々が続きます。

仮に、外壁塗装が「数か月に一回行うようなもの」なら、やり直しもできたでしょう。

むしろ、「カラーリングのネタがない!」といった、別の困りごとが発生するかもしれません。

しかし、実際には、外壁塗装は頻繁に行うケースでも8年に1回程度です。

塗料の種類によっては、「一度塗ったら20年は次の塗装が不要」というケースもあります。

この場合なら、建物の一生で2~4回くらいしか外壁塗装を経験しないということになります。

ここまでの解説で「やっぱりカラーリングのこともきちんと考えておこう!」と思っていただけたのではないでしょうか。

人気カラーを知ろう!外壁塗装で人気の5色とは?

では、外壁塗装での最近のトレンド色を5つ挙げていきます。

もちろん、他にも様々なカラーがありますが、迷うことが多いのでこちらの情報をご参考に色決めをしていただいてはいかがでしょうか。


1:グレー系統

外壁塗装 函南町

外壁塗装では、グレー系統の色が人気ナンバーワンカラーです。

ちなみに、ナンバーツーは「ベージュ系統」ですが、この2色で戸建て住宅の「外壁塗装の色」の約半分を占めると言われています。

グレー系統を選ぶ人は、「落ち着きがあって、大人っぽい感じにしたい」という方です。

他の多数のカラーとの相性も良いので使いやすい色です。

また、洋風の建物にも和風の建物にもマッチする無難な色です。

グレー系統の色選びでは「ブラックとホワイトの割合による微妙な色合い」が重要となりますので、外壁塗装業者のスタッフと丁寧に話を進めてください。


2:ベージュ系統

外壁塗装 三島市

グレー系統が「大人っぽい落ち着き」なら、こちらは「柔らかい落ち着き」といったイメージです。

様々な色に合わせやすく、周りの風景との相性もよいため、発注数の多い色です。

ちなみに、グレー系統と同じように「多少の汚れが付着しても目立ちにくい」というメリットがあります。


3:ホワイト

外壁塗装 三島市

ホワイトといえば、一昔前の昭和に入った辺りから発注数が多かったため、安定した施工実績があります。

今現在はその頃ほどの勢いはありませんが、いまだに人気が高いカラーです。

ホワイトは、見る人に「クリーン」「フレッシュ」等のよいイメージを与えます。

また、「塗ると家が多少大きく見える」という特徴があります(困るようなデメリットではありません)。

他の色との相性が良いのもホワイトのメリットで、和風でも洋風でもマッチします。

また、樹木や草花が美しく映りやすくなるので、ガーデニングにもおすすめのカラーです。

外壁を他の色から白へと塗装すると、一気に印象が変わって新築のように錯覚してしまうことがあります。(もともとホワイト系統の外壁ならそこまでの衝撃はありません。)

ただし、ホワイトといえば、汚れが目立ちやすいデメリットがあります。

グレー系統やベージュ系統なら目立たない汚れでも、ホワイトの場合はハッキリ見えてしまいます。

汚れたまま放置すると、その汚れを取るのが難しくなりますので、定期的にクリーニングを実施してください。


4:ブラック

近年では「鋼板壁・ブラックガルバリウム」が頑丈なので、人気が高まっています。

外壁を黒色にすると、

・特別さ

・重厚さ

・格式

・オシャレさ

などのイメージを出すことができます。

ただ、ブラックは熱を吸収しやすいのでご注意ください。

夏の暑い時期では、外壁面が65℃以上の高温になる恐れがあります。

そのタイミングで何気なく外壁を触ってしまうと、火傷やケガをする恐れがあります。

建物の構造にもよりますが、室内の温度が異常に上昇する恐れもあり危険です(冬場ならあまり影響ありません)。

「黒色の外壁」にするなら、断熱材や遮熱材も合わせて使用することをおすすめします。

詳細に関しては業者としっかりと相談して決めてください。

また、塗装が劣化すると、白色の粉が発生するチョーキング現象が起こることがありますが、外壁が黒色だと目立ってしまいます。

白に近い汚れがハッキリ見えてしまうので、清掃やメンテナンスはマメに行いましょう。


5:ブラウン系

「落ち着いたムード」「自然的なムード」などのブラウン系にしかない2つの印象を両方出せるのが魅力です。

もちろん、フレッシュさもあり、「これまでとは一味違うカラーにしたいが、そこまで奇をてらいたいわけではない」という人にもおすすめです。

ちなみに、日本で「ブラウン系の外壁」の流行の波が来たのは、1990年くらいのことです。

当時は、「スキンカラーに近いブラウン」「橙っぽいブラウン」などが人気だったとのことです。

これは「ヨーロッパ的な雰囲気」への憧れを抱く人が多かったために、そのようなトレンドになったようです。

現在では「ブラウンの種類」も増えています。

例えば、「非常に濃いブラウン」「黒色に近いブラウン」「レッド系統のブラウン」なども人気が高まっています。

単に「ブラウンで!」といってオーダーすると、想像していたイメージとは全く異なるブラウンになることが多いのでご注意ください。

イメージと異なると困りますので、業者ときちんと話を詰めてから、施工を開始してください。


それ以外で人気カラーといえば?

ここまでで外壁塗装での人気カラー5種類について解説しましたが、それら以外にも魅力的なカラーがたくさんあります。

「人とは違うカラーにしたいけれど、奇抜すぎるものは避けたい」という人は色選びでの参考情報になるはずです。

緑系統

・自然色

・気持ちを落ち着かせる

・草花や樹木と自然に調和しやすい

などの特徴があります。

「ちょうどいい緑」を選べれば、「ガーデニングとの相性もバッチリ!」と感じられます。

しかし、失敗すると、植物の存在感が薄くなったり、「全体的に緑っぽい」せいで違和感が出たりするのでご注意ください。

外壁塗装業者と綿密な打ち合わせが必要です。

青系統

・オシャレ

・優しい

・フレッシュ

などの特徴があるカラーです。

ただし、原色に近い青は存在感があり過ぎて、商業施設向けでしか使えません。

また、原色の青には経年劣化で変色が目立ちやすい、という弱点があります。

一般の建物の外壁に青系統を使う場合は、「淡い青」や「水色」等であれば周囲と馴染みやすくなります。

赤系統

・情熱的

・テンションを上げる

・目立つ

などの特徴があるカラーです。

しかし、「濃い赤色」の外壁は、「原色の青」よりも周囲から浮いた存在になります。

周辺住民からクレームが入ってもおかしくないレベルです。(ただ、店舗なら問題ありません。)

やや可愛らしい雰囲気の「赤っぽいレンガ風」にするなら、一般の戸建て住宅であっても周囲に馴染みやすくなります。

赤系統は、やや色褪せしやすいという特徴は忘れないでください。

ピンク系統

・かわいい

・柔らかい

・リラックス

などの印象があるカラーです。

最後のリラックスというイメージは、「淡いピンク・トーンの弱いピンク」を使用した場合の話です。

「濃いピンク」を使うと、たとえ店舗であっても周囲の景観からもかなり浮いてしまいます。

橙系統

・リラックス

・温かさ

などを連想させるカラーです。

ただし、これも淡い橙色にしなければ、周囲と比べても浮いてしまうことでしょう。

これは「淡いトーンならなんとか周囲に合う」という意味ではなく、「淡いトーンなら周囲に自然に合う」という感じです。

黄色系統

・元気

・明るい

・オシャレ

などのイメージのあるカラーです。

こちらも塗装使用時は「淡い黄色」にするのがおすすめです。

「濃い黄色」にすると、「周囲に合わなくなる」のはもちろん、「精神的なプレッシャーを与える色」になってしまい、目立たせる必要のある店舗の外壁であってもあまりおすすめできません。

しかし、淡い黄色なら「オシャレ」「元気」などの、黄系統の「いいところ」だけアピールできます。

和風の建物でも工夫次第でマッチするかもしれませんが、やはり洋風の建物のほうがよく合います。

黄系統は、特に若年層の間でトレンドとなっており、たとえるならナンバーシックス的な存在です。

「濃くすると周囲から浮いてしまうカラー」を中心にご紹介しました。

「楽しい雰囲気にしたい!」という気持ちが強いと、原色に近いカラーになってしまい、想像以上に違和感が出るのでご注意ください。


外壁のカラー関係での頻出トラブル

・オーダーしたカラーじゃない!

というのが最もよく聞くクレームです。

もちろん、業者側が「ブラックを頼まれたけれどホワイトにした」などの全くの真逆になるような暴挙を働くわけではありません。

外壁の色に関する相談でも、一般の方は「ベージュで」「灰色で」といった曖昧な「色の名称やイメージ」しか伝えられません。

しかし、実際には灰色という色でも「ありとあらゆる灰色」があります。

例えば、「黒っぽい灰色」もあれば「白っぽい灰色」もありますし、「明るめ」もあれば「暗め」も同様に存在します。

「同じ建物で同じ塗料を使った物件」でも、日照条件などの影響により、見るタイミングによって見た目やイメージが微妙に変わります。

こうした理由から、外壁の色の選択を確実に成功させたいなら、「あの家と同じようなカラーにしたい!」などと、できる限り詳しく説明することを心掛けてください。

「近所に自分のイメージと合うようなカラーの建物はない」ということも多いはずです。

その場合は、業者が用いるものと同じ「色見本」を活用してください。

また、「色の調節と確認(モニタ画面上で様々な色を造る)」ができるシミュレーションサービスもあるので試してください(フリーツールは機能が制限されていますので塗装業者にご相談ください)。

ちなみに、「パソコンのモニタ上のカラー」と「実際のカラー」でイメージの違いが生じることがよくあります。

オンラインショップで洋服などをよく買う人なら、ピンとくる話です。

それから「イメージぴったりの色だ!」と思っても、ご近所の家や周囲の景観と合わない場合もあります。

スマホなどで家の付近を撮影して、必ず確認作業を行ってください。

優秀な外壁塗装業者なら、こちらから聞かなくてもこれらの諸事情について説明してくれます。

逆にカラーリングに関して投げやりな姿勢や態度がスタッフに対して感じられるなら、その業者はお断りしたほうがいいでしょう。


「好み」だけで外壁のカラーを決めるのは厳禁

「このカラーが私の趣味だからこのカラーを選ぶ」という考え方では、外壁塗装が上手くいかなくなります。

建物の見栄えは良くなりますが、近隣や周囲の景観からは浮いてしまう恐れがあります。

また、地域によっては「景観についての規則」を守る必要があります。

それを守らないと、作業が中止になったり、強制的に塗り直しをさせられりするケースもあります。

また、「色選びに迷ったから、あえて様々な色を使いたい」というオーダーを出す人もたまにいます。

美しくまとめるなら、カラーは多くても3つまでに絞ってください。

「カラーの組み合わせ」を考えるなら、「ツートンカラー」がおすすめです。

ファッション等でも使われる用語ですが、外壁塗装の場合は

・外壁のデコボコで色を変える

・外壁の上と下で色を変える(下を濃い色にすると安定したイメージになります)

というニュアンスで用いられる用語です。

違う系統の色にすると、目立ってちぐはぐな印象を与える場合が多いので、 「同系カラー」もしくは「同じトーンの色」にすると調和します。

「メインの色60~70パーセント、サブの色30~40パーセント」程度にまとめるのがポイントです。

その上で「差し色」の意味合いで3つ目のカラーを使用し、ユニークさ・スタイリッシュさを演出してください。


色によって「色褪せの起きやすさ」が異なるので注意

「変色」や「色褪せ」の主な原因は、UV(紫外線)です。

「UVを吸収しやすいかどうか」がカラーによって異なるため、「褪せやすい色・褪せにくい色」という差が出てしまいます。

~色褪せが起きにくい色~


・灰色系統
・ベージュ系統
・茶色系統
・白色
など

~色褪せが起きやすい色~


鮮やかなカラー、暖色系統、透明性の高いカラーは変色しやすいです。
特に
・黄色系統
・紫系統
・緑系統
・赤系統
など
色褪せが起こりやすい色を使う場合は、サブカラーか三番手にすると、上手くまとまります。

ただし、白色は変色しにくいと言われていますが、汚れが目立つというデメリットにご注意ください。

「変色しにくく、汚れも目立ちにくい色」を選ぶなら、茶色、灰色、ベージュなどがおすすめです。

ぜひ、参考にしてみてください。


まとめ

こちらでは、外壁塗装でも重要な「カラーリング」について解説してきました。

嫌いな色にする必要はもちろんありませんが、「好き」という気持ちだけでカラーを選んでしまうと失敗する可能性が高くなります。

「塗装してみたら案外しっくりこない」というケースもありますし、「家の見栄えそのものはいいけれど、周囲から浮いている」というケースもあります。

周囲の景観や近隣の建物にマッチするかどうかもよく検討すべきです。

また、例えば、単に「イエロー」を選ぶにしても「様々なイエロー」が存在するという事も忘れてはなりません。

色見本などを上手に活用しながら、カラー選びでは外壁塗装業者ときちんと話を詰めていってください。

また、「業者と自分との間でカラーをチェックする条件を変えない」ことも重要です。

例えば、「私は『この建物のカラーにしてほしい』と実物を見せたのに、業者はモニタ上でチェックしている」などといったケースで、お互いの「色の理解」に齟齬が起きてしまう恐れがあります。

ただ、優秀な外壁塗装業者なら、依頼者側から問い合わせなくても、自ら外壁塗装のカラーについてしっかりと説明します。

もちろん、外壁塗装のカラーに関する基礎的な知識はないよりもあったほうが、より希望に近い塗装に仕上げられるという事は確かなので、こちらで解説させていただきました。

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