ピュアアクリル塗料の特徴

同じ「アクリル」という名前を使っていても、その特徴やメリット・デメリットが全く異なる場合があります。
そのいい例が「ピュアアクリル塗料」です。
ピュアアクリルになると、フッ素塗料と同程度の耐候性を持つようになります。価格もそれほど変わらないので、シリコン系塗料よりも耐久性の高い塗料を探している方におすすめできます。
ピュアアクリルなら高い耐久性を持つ塗料
塗料のグレードは、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などの順番で耐久年数と価格が決まっています。ピュアアクリルはアクリル塗料とは異なります。
ピュアアクリル塗料は、シリコン塗料とフッ素塗料の間に分類され、フッ素塗料と同等の耐久年数でありながらも、価格はフッ素塗料よりも安くなっています。
新しい種類の塗料に分類される「ピュアアクリル塗料」は、オーストラリアのアステックペイントが開発し販売している海外製の塗料です。
アクリルの不純物を取り除いて、隙間にポリカーボネート樹脂を配置し、フッ素塗料に近い耐久性を出すことに成功しました。
耐久性の高いピュアアクリル塗料は、防水性や遮熱性にも優れた種類があり、注目されている塗料です。
ピュアアクリル塗料の耐久性と防水性
ピュアアクリル塗料の高い防水性についても説明しておきましょう。
ピュアアクリル塗料は、弾性が高いため、外壁材などにクラックが生じた時にも塗膜が伸縮し、外壁材を保護できます。
ピュアアクリル塗料の場合は、まるでゴムのような弾性力があり、元の長さの6倍以上の長さにまで伸びるため、他の塗料にはない優れた弾性力を持っているといえます。
ひび割れに強いことから、塗膜のクラックから水が浸入することがなく、防水性も高くなります。
耐久年数は、メーカー側でも実際に試験を実施しており、15年以上の耐候性を持つことが確認されており、グレードの高いフッ素塗料にも近い耐久性能を持ち合わせています。
シリコン塗料よりも価格は高め
弾性力の高い塗膜は、汚れがつきやすく、水膨れも発生しやすいというデメリットがあります。
また、フッ素塗料に近い耐久性を持っているため、シリコン塗料よりも価格は高めです。
ピュアアクリル塗料は単一の塗料メーカーの商品名ですので、ピュアアクリル塗料を選ぶ場合は、選択肢が限られてしまいます。
種類も3種類しかありません。標準タイプ、遮熱機能を持つタイプ、工場や倉庫の屋根用タイプなど、ピュアアクリル塗料に絞ると、塗装するべき塗料も自動的に決まってしまいます。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。