雨樋の塗装と交換のタイミングとは?

2020年04月02日

外壁塗装 函南町

 普段、雨樋の存在を気にする人はほとんどいないでしょう。しかし、雨樋の不具合やトラブルに遭遇したときに、初めてその役割の重要性に気づきます。
外壁を守り、排水をスムーズに行うには、雨樋が正常に機能していることが前提です。

 雨樋のメンテナンスについても知っておくべきことがあります。ここでは、塗装工事や交換工事なども含めて、雨樋メンテナンスについて解説していきます。


雨樋の劣化症状について

 雨樋に使われている素材は、塩化ビニール樹脂やガルバリウム鋼板などです。こうした素材は、雨樋用として耐久性を高めて作られ、使用されています。

 耐久年数も決まっています。一般的には、20~25年程度です。屋根材や外壁材よりも耐久年数は短くなることが多く、お住まいの自然環境によっては、劣化症状に加えて、雨樋の変形、穴あき、割れ、水漏れ、外れなどが発生し、交換工事が必要となることがあります。

 雨樋のトラブル対処法には、部分補修工事の他、塗装工事、部分交換工事、全交換工事などが考えられます。


雨樋は塗装すべきか?

 塗装工事は、部分補修工事とセットで考えるべきです。雨樋が劣化すると、素材の色あせ症状がみられることがあります。雨樋が経年劣化すると、ツヤがなくなり、古びた感じがします。こうした外観の劣化症状に対する対策として、雨樋の塗装工事が実施されることがあります。

 しかし、雨樋を塗装しただけでは、雨樋の劣化症状や破損などの不具合箇所が直るわけではありません。あくまでも美観の向上という意味で雨樋の塗装を行い、補修すべき箇所があれば、部分補修工事、部分交換工事などをセットで行うようにすべきでしょう。


雨樋の交換工事とは?

 古くなった雨樋、耐久年数を過ぎてしまったような雨樋は、交換工事が必要です。新しい雨樋は、塗装する必要はありません。雨樋は、最初から耐久性の高い建材です。部分交換工事を行うことにより、破損箇所を新しい雨樋パーツに交換します。雨樋は、竪樋、軒樋、集水器などの各種パーツに分かれています。破損箇所に応じたパーツを使用し、破損箇所だけを交換することで、交換工事費用も安価に済ませることが可能です。

 経年劣化による雨樋の補修工事では、全部交換工事が行われます。経年劣化では、全体が古くなって、破損箇所多くなり、全体が脆くなっています。このような雨樋は、塗装しても耐久性を高めることはできません。必ず交換工事を行いましょう。

 交換工事を行うか、塗装工事を行うべきか、耐久年数に満たない雨樋の場合は、塗装工事と交換工事の費用の比較を行い、どちらが安く済むのかを検討するようにしてください。

 塗装工事は、1mあたり500~700円、交換工事は、1mあたり3000~4500円が目安です。塗装のほうが安くなっていますが、ケースバイケースですので、他のリフォーム箇所や補修箇所がある場合も含めて、慎重に検討してください。

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