セラミック塗装とは
外壁塗装の種類の一種であるセラミック塗装。外壁に使用されることは何となく理解している方が多いかもしれませんが、セラミック塗装についての知識は少ないのではないでしょうか?
ではセラミック塗装とはいったい何のことなのでしょうか。
本記事で確認してみましょう。
セラミック塗装
セラミック塗装は「天然石」を砕いたものや、砂などをフッ素やシリコンなどと混ぜてできるセラミック塗料を用いた塗装方法です。デザイン性が高いなどの観点から様々な場所で使用されるようになりました。
しかしセラミック塗料は明確な基準があって作成されているわけではありませんので、極端な話塗料中の「1%」がセラミックだとしてもセラミック塗料と言われてしまうのが現状です。
そこまですると悪徳業者と変わりませんが様々な会社があるので、とんでもない配分でセラミック塗料と言ってくる可能性がありますね。
長持ちするわけではない
意外と多く言われるのが「セラミック塗料を使用すると外壁が長持ちする」ということ。中には実際に聞いたことのある方がいらっしゃるかもしれませんね。
実はこれほとんどが嘘となります。
セラミック塗料は洗いやすいなどのメリットがある塗料もありますが、耐久性については他の塗料とほとんど変わりませんので誇張した表現です。実際着色骨材が入った塗料などはほとんどデザイン性のみの観点で使用をされています
ですので見積もりの際にセラミック塗料を使用すると長持ちしますよと提案されましたら注意してください。塗料の名前を聞き自ら調べてみてもいいでしょう。
ガイナであればOK
ガイナというJAXAが開発したセラミック塗料は他の塗料とは違いセラミックが約「80%」と非常に純度の高いレベルを出しています。最近は一般家庭の建物にも使用されるようになり人気の高い塗料ですね。
ですのでガイナであれば耐久性・断熱性など多くの効果がありますので「長持ちする」という提案も嘘ではなくなります。
しかし注意していただきたいのは「仕上がりに不満が出ることがある」ということです。汚れが付着しやすいなどのデメリットがありますので使用の際は施工例などを参考にしましょう。
独特の質感
セラミック塗装は独特の質感を持つ塗料が多いためデザイン性重視で塗装したい場合に打って付けの方法となります。もちろん記事中で紹介したようにデメリットも複数ありますがメリットもありますので検討してみましょう。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。