家を長く使うにはメンテナンスが必要
お住まいを長く使いたいと考えているのであれば定期的なメンテナンスは必須となり、時には業者に依頼することも視野に入れなければいけません。定期的なメンテナンスにより故障箇所の早期発見や、修理など様々な対応ができますのでメリットはたくさんあります。
では個人で行えるメンテナンスは何があるのでしょうか。確認していきましょう。
外壁
外壁は雨や風に直接当たる部分となりますので損傷が激しく、壁材にもよりますがひび割れサビなど様々な劣化をしてしまいます。しかし外壁は「目視」で点検をしやすい部分でもありますので、外に出る際に目を光らせておけばすぐに問題を発見することができるでしょう。
ですが二階建てなどの家ですと視力が高い方でないと上部の確認ができず、見落としてしまうこともありますので細かいチェックを行いたいのであれば定期的に業者の方に依頼することも考えていただきたいです。
屋根
普段目にすることが少ないため軽視しがちな屋根ですが長年使用していますと雨や地震などの影響により知らぬ間に劣化していることがあります。また頻繫ではないですが台風による飛来物や積乱雲から生じる雹（ひょう）などの影響により、屋根を直接傷つけてしまっている可能性もあります。
外壁と違い屋根は目視で確認することが難しいですので、基本は業者に依頼し劣化していないか・塗装の必要はないかなどを相談することが重要です。
また想像以上に劣化が激しく新たに屋根素材をつける「葺き替え」をしなければいけないなど予想外の出費がかかる場合がありますので資金には余裕を持たせておきましょう。
床下
中々メンテナンスをしづらいですが床下も重要なメンテナンスポイントとなります。「床」自体は簡単に点検ができますが、「床下」となると簡単ではありません。木造の床ですとシロアリなどの害虫が木を食べてしまいボロボロになっている可能性があり、湿気などが多いですと腐ってしまうこともあります。
床下の点検となると一般の方には難しいので基本は業者に頼みましょう。
全体の老朽化が進んでいれば
上記のメンテナンスをして全体的に老朽化が進んでいるなと感じましたら、簡単ではありませんがリフォームなども視野に入れていただきたいです。老朽化が進んでいますと雨漏りや地震時の倒壊につながりますし、建付けなども悪くなってしまいます。
ですのでお住まいに何買った時用にすぐに対応できる貯金をしておくのをオススメします。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。