見積もりを数社に依頼した方がいい理由
外壁塗装において「数社」に見積もりを出してもらっている方は多くありません。圧倒的に安くない限り数社に依頼した方がお得なのですが多くの方は気付いていないです。では数社に見積もりを出す理由は何があるのでしょうか?確認していきましょう。
相場の確認
外壁塗装は人生の中で頻繁に行う工事ではありませんので相場を確認することが難しく、サイトに載っている情報や何となくで判断をすることが多くなります。ということは極端な話、法外な値段を言われても納得してしまう危険性があり、足元をみられてしまう可能性があるということです。
もちろん無知だからといって足元を見る業者は少ないと思いますが、万が一もありますので相場の確認はしておくべきです。また相場の確認といっても塗料の変更や工期の短縮を望むのであればそれぞれで変わりますのであらかじめ決めておきましょう。
悪徳業者の見極め
相場を知ると少し似た理由になりますが、法外な値段や安く提示し手抜き工事をしてくる悪質な業者を見抜くためにも数社の見積もりは必須となります。日本は真面目な方が多いので、手抜き工事をする業者は少ないですが全くいないわけではなく「安く請け負い適当に施工する」という場合があります。
また値段が高くても良い品質で施工をしてくれるわけではありませんので、余計にお金を支払ってしまう可能性も。疑り深いと言われたらそれまでですが用心するに越したことはありません。
値段交渉
一番の理由となりますが数社に見積もりを出すことにより複数の選択肢が生まれますので各社で値段交渉をすることができます。ここでコミュニケーション力がないから交渉なんてできないと感じる方がいらっしゃるかもしれませんがコミュニケーション力はさほど重要ではありません。
「他社ではこのくらいでした」というだけでも効果はありますので数社見積もりは価値があります。ですがもしコミュニケーション力があると感じている方であれば、これぐらいなら即決しますなど様々な方法で交渉をしてみましょう。
よほどふっかけない限りは可能な限り下げてくれますので想定よりも安価で施工してくれるでしょう。
2〜3社がベスト
数社に見積もりを出してもらうといっても5〜6社などたくさん出してもらう必要はなく、2〜3社程度に出してもらうようにしましょう。たしかに多くの会社に見積もりを出してもらえればその分交渉などの幅も広がりますが、時間や同業者に目をつけられてしまう可能性があります。
また少し遠い会社ですと塗料以外に交通費など様々なお金が発生してしまうので見積もりを出してもらったけど参考にならないというパターンも。ですので極力2〜3社の間で留めておくようにしましょう。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。