外壁塗装では少なくなったウレタン塗料

2024年06月20日

外壁塗装 三島市 函南町 外壁塗装 三島市 函南町

外壁塗装でウレタン塗料を使って塗装する機会が少なくなってきています。

現在は、シリコン系塗料が主流です。ウレタン塗料を使用する場合は、使用場所や素材などが限定されてしまうことがあります。

今回は、ウレタン塗料を使用する場合の注意点やどのような塗料なのかについて今一度確認しておきましょう。


ウレタン塗料の特徴やメリットについて

ウレタン塗料は、ウレタン樹脂を主成分とし、主に屋根や外壁に使用する塗料です。

ウレタン塗料の原料は、「ポリウレタン」と呼ばれている合成樹脂です。ヨーロッパから使われ始め、古くから普及してきました。

ウレタン塗料は、耐久性ではシリコンやフッ素塗料などに劣ります。アクリル塗料よりは耐久性は高くなっていますが、10年以内には塗り替えメンテナンスが必要です。

ウレタン塗料で塗装すると柔らかい塗膜を形成しますので、外壁材に多少のひび割れができても塗膜が伸びて表面をカバーしてくれます。

ウレタン塗料は、弾性塗料ほどの高い弾性はありませんが、通常の塗料の中では柔らかい塗膜に分類されます。

また、ウレタン塗料は、シリコン塗料よりも密着性が高く、下地にしっかりと付着し、剥がれにくい塗膜を形成します。剥がれにくいので、雨戸や雨樋などの外壁材以外の付帯部分の塗装では、今でもウレタン塗料が使用されていることがあります。

耐用年数は、10年以内です。ウレタン塗料を使った場合は、10年以内に再塗装メンテナンスが必要となるでしょう。


ウレタン塗料が活躍するケースとは?

外壁用塗料としては、シリコン塗料のほうが耐久性が高く、長持ちしますのでウレタン塗料を選ぶケースが減っています。

ウレタン塗料で塗装しても問題ないケースといえば、ひび割れの多いモルタル外壁やコンクリート外壁になるでしょう。

木材や木部に塗装する場合も、同様に木材が水分を吸って収縮や膨張を繰り返すので柔らかい塗膜のウレタン塗料が向いている場合があります。

例えば、仕上りに高級感が出るので、室内で使う木材の家具やフローリングにはウレタン塗装が最適です。

また、雨水や紫外線の当たりにくい付帯部分ではウレタン塗料が使用されています。雨樋や雨戸、破風板などの細かい建築資材を塗装する場合は、密着度が高くきれいに塗れるのでウレタン塗装が向いています。


アクリルウレタン塗料はウレタン塗料

ウレタン塗料の中でも「アクリルポリオール」と反応してできた樹脂のことを「アクリルウレタン」と呼び、こちらは、アクリルウレタン塗料になります。

アクリルウレタンという名称がついていますが、アクリルではなく「ウレタン塗料」に分類されています。

塗料のグレードでは、アクリルよりもウレタンのほうが耐久性が高いので、単価も高くグレードが上であると認識されています。

 

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