塗装ができないサイディング材に注意

2025年06月20日

外壁塗装 三島市 函南町

外壁材で現在主流の「サイディング」を使用している場合は、塗り替えメンテナンスの際に塗装ができない場合や塗装後に塗膜の剥がれ、腐食などのトラブルが発生することがあります。

万能に見えるサイディングであっても、塗装できないケースがあるという意味です。

今回は塗装できないサイディングの見分け方と塗装できない場合の対処法について解説していきます。


フッ素や無機などで塗装された「難付着サイディングボード」

新築で設置された外壁材の中には、塗装ではなく、メーカーのほうで最初からコーティングされた製品があります。例えば、光触媒や無機、フッ素などのコーティングです。

塗装したものではないので、経年劣化した場合でもチョーキング現象や樹脂製塗料のような劣化症状が出にくい場合があります。

これらのサイディングボードは、親水性も高く汚れが付きにくいために、塗料も密着しにくくなるというデメリットがあります。

「難付着サイディングボード」と呼ばれていますが、「難付着サイディングボード」は、塗り替えが難しいと言われており、塗装しにくいサイディングボードということになっています。

2001年以降に製造された外壁材やシンナーなどでも溶けない場合は、「難付着サイディングボード」である可能性が高くなります。

塗装できるかできないかは、必ず塗装の専門家に問い合わせるようにし、ご自身で判断しないようにしましょう。


下塗り材(シーラー)選びに注意

「難付着サイディングボード」でも塗装できないわけではありません。密着度を高めたシーラー(下塗り材)が開発され販売されています。

下地材が有機や無機であっても両方に対応したハイブリッドエポキシ系のシーラーが登場していますので、下塗り材選びを間違えなければ、「難付着サイディングボード」であっても塗装が可能になります。

「難付着サイディングボード」に対応したシーラーといえば、日本ペイントの「ファインパーフェクトシーラー」です。


塗装よりも張り替え(屋根なら葺き替え)するほうがいい場合

外壁材よりも高い耐久性が要求される屋根材では、塗装が必要なスレート屋根であっても、屋根材の劣化症状が激しく、塗装が無駄になることがあります。

そのような場合は、残念ながら塗装ではなく、屋根の葺き替え工事を実施したほうがいい場合があります。

アスベスト含有問題でノンアスベストに切り替えした時期に登場したスレート「パミール」や「セキスイかわらU」などは、10年程度でボロボロになってしまう弱点があるため、塗装ではなく葺き替え工事が実施されています。

 

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