ベランダ塗装の工法と種類
2階建ての戸建て住宅でベランダやバルコニーがあると、必ずといっていいほど経年劣化により、外壁や床部分が腐食し、雨漏りが発生します。
ベランダやバルコニーにも防水工事が実施されていて、定期的なメンテナンスも必要です。新築時から一度もメンテナンスを実施していない場合は、防水工事が早急に必要になることがあります。
戸建て住宅ならFRP防水やウレタン防水
防水工法は、FRP防水やウレタン防水以外にも、アスファルト防水やシート防水などがあります。
こちらでは全てを紹介するのではなく、戸建て住宅でよく実施されているFRP防水やウレタン防水についてご紹介しています。
アスファルト防水やシート防水は、価格や耐久性の高さからマンションやビルの屋上、鉄筋コンクリートなどのベランダなどで採用されています。
FRP防水とは?
施工単価は5000~7000円、耐用年数は10~12年です。
FRPとは、Fiberglass Reinforced Plasticsの略で、繊維強化プラスチックのことです。補強材が繊維で樹脂と組み合わせて、軽量で耐久性を大幅に高めたプラスチックです。
FRPというと自動車や鉄道、宇宙産業などでも使用されている優れた素材です。
ベランダ防水工事で使われているFRP防水は、ガラス繊維強化プラスチックです。
軽量で強度があり、防水性も高いというメリットがあります。施工性に優れ、乾燥時間も短く均一な厚み、継ぎ目のない塗膜防水ができます。上に物を置いても丈夫です。
ウレタン防水とは?
施工単価は4000~7000円、耐用年数は7~15年です。
液状のウレタン樹脂を塗装し、ウレタン特有のゴムのような弾力性のある塗膜を形成します。
軽量で弾力性も高く戸建て住宅のベランダの防水工事ではメジャーな存在です。
ウレタン防水は、狭い場所や複雑な形状にも対応し、防水工事でもよく採用されています。床の素材や状態を選ばずに防水工事ができるのも大きなメリットです。
密着工法よりも通気を良くする通気緩衝工法のほうが長持ちします。
ベランダ防水のメンテナンス
ベランダ防水工事では、状況次第でメンテナンス方法を変える必要があります。
防水層の上には「トップコート」があり、防水層を保護しています。
劣化症状がひどくない場合は、トップコートの塗り替え工事だけが行われます。表面のトップコートだけの塗り替えは施工費用も安く、3~4万円前後です。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。