足場って必要なもの？節約できる？

2024年01月01日カテゴリー：ブログ

見積書を見て、足場や足場代の項目が気になる、という方も多いはずです。塗装とはあまり関係ないと思われるかもしれませんが、足場にはとても重要な役割があります。

ここでは、足場の重要性について考えていきたいと思います。

足場は重要

建築現場では足場は必ずといっていいほど使用されているため、足場の項目が施工内容に含まれていても気にならない人も多いでしょう。

足場を組まない塗装工事も可能ですが、安全な高所作業のためや厚さが均一で品質の高い塗膜を塗装するためにも、作業に集中できる足場の存在がとても重要です。

足場は、職人が乗って移動する目的の他、塗料や道具などの置き場にもなることがあります。足場を組むためには、法律を遵守しなければならず、足場に関する資格も存在します。「足場の組立て等作業主任者」

足場は、金属製の鋼管足場が主流になっています。次によく利用されている足場の種類と費用相場について記載します。

・単管足場　1平米あたり600～800円

鉄パイプを使用し、狭い敷地や高い建物にも使用可能です。単管の鉄パイプは再利用されるため、丈夫です。

・枠組足場　1平米あたり1000～1500円

造船や大規模な工事で使われ、費用も高めです。ユニットごとの組み立てが簡単で、設置後の歩行も容易です。

・単管ブラケット足場　一側足場(ひとかわあしば)1平米あたり700～1000円

自由度が高く作業がしやすい足場ですが、耐久性や安定性は少し劣ります。

・くさび式足場　1平米あたり1000～1200円

くさびを使い、低コストで組み立てや解体が簡単で、外壁塗装の現場でも見かけることの多い足場です。強度があり、ビルなどの高い建物にも使用されています。

・無足場工法（ブランコ塗装）

足場を使わずに、屋上からロープを吊るして、そこにぶら下がって空中で塗装作業を行います。足場代がかからず、足場の設置や解体にかかる時間も不要です。

高度な塗装技術が必要で、塗りムラが出やすいというデメリットがあります。

足場代は、設置と解体の両方の作業が必要で、大量の鋼管や組み立て部品などを必要とします。足場を取り扱う資格も必要ですので、費用が無料になることはありません。

7～30万円が足場代の相場です。足場を使わない無足場工法ではないのに、足場代無料で塗装作業を請け負う業者は怪しい業者かもしれません。